スマホ使ってマルチカメラで出来る有料ライブ配信案

【第10章 映像公開】
ここから先は実際には『これから行うこと』であり、本来なら現時点では公開すべきではないことである。
それをご理解いただきつつこの非常事態宣言下、もがくライブハウスとそれに関わる音楽事業者の取り組み例として見ていただきたい。
10章については随時更新して行く予定です。



◯動画をどこで配信する?
ここは最大の壁というか悩む部分。Youtube は世界最大の動画配信プラットフォームであり受け手(視聴ユーザー)が作品を観る環境も完成しているのでとても魅力的な動画プラットフォームである。
ただ「youtubeを見るために課金(商用配信)は規約違反」なのである。単純にいえば無料公開であるならば問題はない。ただ安易に多くのライブハウスが持つ環境である電子チケット販売(プレイガイド)を利用しライブ動画を視聴するために課金(電子チケット購入)しyoutube でURLを指定して限定公開などすることはyoutube の規約違反に該当する。
Youtube に認識されればアカウント凍結もありえることである。
ではyoutube 使用で配信はアウトであるのか?
ここについては後ほど規約違反にならない詳細を書きたい。
また本Web ページで有償の特定動画プラットフォームや関連企業を紹介することは特定の企業プロモーションになるので控えさせていただきます。

◯ケース(1)有料プラットフォームの使用
『設備投資0円、スマホ使ってマルチカメラで出来る有料ライブ配信方法』に反する有料プラットフォーム使用だが、30日間無料【先行投資ではない】ということと、後に公開する「ケース②」のスタイルがよろしくないアーティストもいるということで理解してほしい。

ライブの配信を行う上で「◯月◯日◯時よりライブの配信開始」は有料課金配信をする上で大事な部分だと思う。そこまでにアーティストはプロモーションしたいし、応援する皆様は同じライブを同時に視聴しSNS などで盛り上がったりしたいであろう。

その辺りの機能を持っていて、スマホ、タブレット、PCに対応した商用目的(課金)利用が許される動画プラットフォームは探すと出てくる、本企画であるなら費用負担は月額2000円程度である。

この形であれば
⑴ 収録、編集。
⑵ プレイガイドにて電子チケット販売。
⑶ 指定時間にライブ映像の配信開始。
⑷ 有料課金期間終了後、YouTubeにて無料公開開始。

という方法例も可能。

◯ケース(2)プラットフォームにYouTube使用
Youtube 規約については弊社ではなく外部コンプライアンスの専門家に相談したところ、YouTubeとしては【動画を見るために課金してはいけない】ということである。簡単に言えば【動画を見ることが無料】であるならば限定的な公開は許されるのである。
弊社でも以前に元ジャニーズ忍者の正木慎也さんのDVDの初回予約購入者にYouTube限定公開でURL を配布したことがあり、500程度であるが初日アクセスはあったが一切のお咎めなしであった。
つまりYouTubeは【その視聴映像を販売する】ことは規約違反であるが【有料商品購入特典】として無料映像が視聴できることは規約違反には該当しないのである。
ということであるのならば、これは一例だがインターネット通販で商品を購入し、その特典に無料でライブ映像が視聴できればプラットフォームをYouTubeにすることは問題ないのである。

これは一例だが
⑴ 収録、編集
⑵ 通販サイトで物品販売。購入者には購入特典として動画視聴URL がついてくる。
⑶ Youtube プレミア公開機能でライブ映像の公開。
⑷ 限定公開期間終了後、YouTubeで無料公開。

という形が可能。

◯モルガーナの場合
配信動画プラットフォームをどうするべきか?
受け手であるお客様にはYouTubeのほうが馴染みもあるし、アップロードも簡易である。
選択肢としてケース②のYoutube チョイスのほうが導入は簡易である。ただ今回モルガーナはケース(1)を選択する方向である。
理由はシンプルで「アーティストやスタッフの手間を一つでも少なくしたい」ということでケース(1)を選択。
ケース(1)、(2)どちらの選択も異なる状況、正解かと思う。

◯終わりに
以上で、今回の『設備投資0円、スマホ使ってマルチカメラで出来る有料ライブ配信方法』は終わります。
全ての質問に対応することはできないと思いますが、どうしてもここがわからないという場合はメールフォームにてお問い合わせください。


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『設備投資0円、スマホ使ってマルチカメラで出来る有料ライブ配信方法』

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●【第4章】コロナ禍を生き残るために~【第5章】なにを切り捨てるか?
●【第6章】撮影使用設備~【第7章】実際の撮影
●【第8章】編集準備~【第9章 編集】
●【第10章 映像公開】

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